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Vol. 4 Blackmagic Pocket Cinema Cameraは面白い |
久しぶりの技術日誌、今回のお題はBlackmagic Pocket Cinema Camera(以下、BMPCCと表記)です。LOGやRAW記録映像の扱いを勉強するために先月中頃に購入しまして、何度かテスト撮影をしております。
ダイナミックレンジがFilmの設定の場合、どのISO値でも白クリップする入射光量は同じ(つまり感度を下げると高輝度側のダイナミックレンジが素直に狭まる)など、いろいろな特性が分かってきました。それらについては、仕事などが落ち着いて時間に余裕ができたときにまとめようと考えております。
BMPCCのFilmモードで収録した映像は、そのままではローコントラストで不自然な映像であり、これを特殊な効果として生かす場合以外はカラー・グレーディングが必要です。無料で提供されるグレーディングツールDaVinci Resolve Liteには、BMPCCを手軽に使うための便利な機能が備わっています。
BMPCCとDaVinci Resolve Liteで作った映像をYouTubeにアップしました。カット編集と音の編集には、Adobe Premiere Pro CCを使用してます。
大きなディスプレイをご使用の方は、フル画面で1080p表示がお薦めです。1920x540という変則的なサイズです。
BMPCCのFilmモードで撮影した映像に、見慣れたビデオルックであるRec709に変換する3D-LUTをあてて、そのうえでRec709からフィルムの質感に変換できる3D-LUTをあててみました。このままではコントラストが強くなり過ぎるので、Rec709のLUTをあてる前のノードでリフト・ガンマ・ゲインを調整し、大まかにトーンを整えました。たったこれだけの操作で、独特のトーンの映像ができあがりました。カーブの調整などもしていません。
既成の3D-LUTに頼りきった手抜き作戦であり、思い通りの色を作るには向いていない手順ですが、薄ぼけたLOG記録映像にこれだけ豊富な色情報が入っていたのかと、新鮮な驚きがありました。 |
23:59, Friday, May 23, 2014 ¦ 固定リンク
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