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Vol. 20 Panasonic GH5S VFR撮影時の画質
GH5Sはバリアブルフレームレート(VFR)撮影が可能であり、FullHD解像度で最高240fpsでの撮影が可能です。24p収録では10倍のスローとなり、かなり魅力的です。

しかしながら、60fpsよりも高いフレームレートで撮影すると、若干画質が劣化します。

60fpsを超えて100fpsまでは、ごく僅かですが偽信号が出てくるようになります。例えば、衣装の布地のモアレが少し出やすくなります。感じ方には個人差がありますが、ほとんどの場合気にならないレベルだと思います。

100fpsを超えて200fpsまでは、映像が甘くなり偽信号も出やすくなります。衣装に盛大なモアレが出る場合もあります。

200fpsを超えると、画質の劣化に加えて画角も狭くなります。

各フレームレートの画質を比較するうえで、気をつけなくてはならない点があります。

まずひとつめは、HDMI外部モニターを接続してVFRのフレーム数を変更しながら画質を確認する場合は、SDカードに記録中の映像で判断する必要があることです。録画停止中は、画質の劣化がわかりません。

次に、VFRでフレームレートを高くしてゆくと、ビットレートが相対的に低くなることにより、圧縮ノイズが増加することです。FHD30pで収録する場合の映像ビットレートは100Mbpsですが、VFRで120fps収録すると、映像のビットレートは35Mbpsになります。これは、実際にSDカードに収録した映像で確認する必要があります。

by camerakun ¦ 20:30, Wednesday, Jul 04, 2018 ¦ 固定リンク

 

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