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Vol. 29 100円ショップの「はがき整理ケース」でポータブルHDDを棚保管 |
編集作業にはSSDを使う機会が増えてきたものの、素材データのバックアップなどの用途には比較的廉価なポータブルHDDを使用しております。 ポータブルHDDを棚保管する場合、追加コストを掛けず一番手軽な方法は「元箱に入れる」ことです。
しかしながら、大抵の元箱は頻繁に出し入れすることを前提にしていない構造なので、うまく箱に収めるのに手間がかかったり、ふたがちぎれてしまったり、あまり使いやすいとは言えません。 低予算(無予算)自主制作の視点では、必要になったタイミングで「店頭在庫がある中からとにかく安いHDDを買ってくる」ので、その時々で異なる機種になりがちで、元箱のサイズもバラバラです。 市販のポータブルHDD用収納ケースは、持ち運び時のの衝撃吸収を意図した自立しないものが多く、棚保管には適していません。
SONYのプロメディア営業部で扱っていた「ポータブルストレージ」シリーズは、「ダブルロック」や取り出しの際に指をひっかける「フィンガーフック」がある至れり尽くせりのケースが付属しており、理想的なソリューションでした。その分お値段も高めでしたので予算のある仕事で使ってましたが、残念ながらこのシリーズは生産完了になってしまいました。
写真1 SONYのポータブルストレージ(左)と、元箱で保管中のポータブルHDD(右)
写真2 SONYのポータブルストレージ ケース内部
ところで、3.5インチHDDを裸で運用している方々の間では、「100円ショップで売っているはがき整理ケースがちょうどよいサイズ」という情報が話題になったようで、お付き合いのある制作会社さんでも活用されていました。
それならば、2.5インチのポータブルHDDに合うケースも100円ショップに行けばあるはず、と、思ったのですが、少し発想を変えて「はがき整理ケースにポータブルHDDをうまく収納する」ことにしてみました。
材料は、ダイソーの「はがき整理ケース」と、引き戸や窓用の隙間テープ2種類(幅15mm, 高さ10mmと、幅15mm, 高さ20mm)です。作りやすさを考慮して隙間テープの長さ・配置を決めて、Illustratorで実寸の型紙を作成しました。隙間テープを貼る部分は、ポータブルHDDに貼ってあるシールが隠れないような位置にしました。
はがき整理ケースを台所用中性洗剤で洗って乾かし、隙間テープを切り分けて貼り付ければ完成です。
写真3 型紙にのせたはがき整理ケース(左)と、切り分けた隙間テープ(右)
写真4 完成したケースにポータブルHDDを入れた様子
はがき整理ケースはあくまでも「はがきを整理するケース」なので、いたってシンプルな構造です。乱暴に扱うとロック部分のパーツは容易に外れてしまいますし、落下させればふたが空いて中身が飛び出してしまうかもしれません。そういった点に注意して使えば、お手頃な価格で便利なケースとして活用できると思います。
なお、隙間テープは経年劣化(加水分解)でいずれはボロボロになってくることが考えられるので、少しでも異変を感じたら新しいものに張り替えた方が無難です。
写真5 はがき整理ケースでHDDを棚保管している様子 |
by camerakun ¦ 19:46, Wednesday, Oct 20, 2021 ¦ 固定リンク
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