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2014年 1月3日
Vol. 2 泉町スタヂオ流AVCHDの収録からアーカイブ |
泉町スタヂオでは、AVCHD収録のメディアとして32GBのSDHCカードを使用し、撮影内容は正・副2枚のBD-Rにコピーして保管しています。
【写真1】アーカイブ用のBD-R。撮影内容や撮影日を盤面に印刷している。
32GBのSDHCカードを満杯にしてしまうと25GBのBD-Rには入りきらなくなってしまうため、あらかじめSDHCカードに8GBのダミーデータを書き込んでおき、24GBのSDHCカードとみなして使用しています。今回はその手順をご紹介します。
お決まりのお約束ですが、以下の使用方法はビデオカメラメーカーやメモリーカードメーカーが想定した使用法ではなく、収録に不具合が起きない事を保証できません。参考になさる場合にはご自身の責任にてお試しください。
■ダミーデータの準備
SDHCカードは、ファイルシステム(FAT32)の制約により8GBのファイルは書き込めないので、2GBのダミーデータを4個用意します。Macではddコマンドを使用することで簡単にダミーデータを作成できます。Windowsでは、fsutilコマンドが使用できるようです。
Macの「ターミナル」を起動して以下のコマンドを打ち込むと、「dummy.dat」という名称の2GBのファイルが1個できあがります(通常ユーザディレクトリ直下にできます)。
dd if=/dev/zero of=dummy.dat bs=2000000000 count=1
以下の4行のコマンドを打ち込むと、2GBのファイルが4個できあがります。
dd if=/dev/zero of=dummy01.dat bs=2000000000 count=1
dd if=/dev/zero of=dummy02.dat bs=2000000000 count=1
dd if=/dev/zero of=dummy03.dat bs=2000000000 count=1
dd if=/dev/zero of=dummy04.dat bs=2000000000 count=1
【写真2】2GBのダミーファイルを4つ作成するようコマンドを打ち込んだ結果の画面。
【写真3】コマンド実行後、ユーザーフォルダ内にダミーファイルができている。
※ダミーデータの作成方法について、詳しくはウェブで検索してください。
■SDHCカードの準備
SDHCカードのフォーマットは、使用するビデオカメラで行うのが基本です。しかし、ビデオカメラでフォーマットするとその機種特有の管理ファイルも作成されてしまいます。そのため、他の機種で使用する可能性がある場合は、SDアソシエーション(https://www.sdcard.org/jp/home)が提供するフリーソフト「SDフォーマッター」を使用しています。
【写真4】SDカードフォーマッター4.0(Mac版)の実行画面。
フォーマットが完了したSDHCカードにダミーファイルが入ったフォルダをコピーし、撮影前の準備は完了です。
【写真5】ダミーファイルをフォーマット済みSDHCカードにコピーする。
撮影の際は、数分〜10分程度の残量があっても切りの良いところでカード交換をしています。
なお、SDフォーマッターでフォーマットした場合、ビデオカメラにSDHCカードを挿入したときに管理ファイルの作成を促されます。撮影を始める前に、予備のカードも含めて使用するビデオカメラに挿入し、あらかじめ管理ファイルを作成しておくと安心です。
【写真6】ビデオカメラで管理ファイルを作成中。今回は約10秒ほどで完了した。
■アーカイブ
撮影を終えたSDHCカードは、ダミーデータのフォルダ以外を選択してBD-Rにコピーします。念のため、SDHCカード側面のつまみを「LOCK」の位置にしてからカードリーダーに挿入します。ただし、一部のカードリーダーではLOCKを検出せず常に書き込み可能な状態になる製品があります。
【写真7】書き込み禁止状態にしたSDHCカードから、BD-Rにデータをコピーする。
ライティングソフトにこだわりはありませんが、OSX標準のライティング機能は検証エラーがしばしば発生するため使用していません。
【写真8】OSX標準のライティング機能で発生したエラー。 |
23:12, Friday, Jan 03, 2014 ¦ 固定リンク
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