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2018年 7月4日
Vol. 20 Panasonic GH5S VFR撮影時の画質 |
GH5Sはバリアブルフレームレート(VFR)撮影が可能であり、FullHD解像度で最高240fpsでの撮影が可能です。24p収録では10倍のスローとなり、かなり魅力的です。
しかしながら、60fpsよりも高いフレームレートで撮影すると、若干画質が劣化します。
60fpsを超えて100fpsまでは、ごく僅かですが偽信号が出てくるようになります。例えば、衣装の布地のモアレが少し出やすくなります。感じ方には個人差がありますが、ほとんどの場合気にならないレベルだと思います。
100fpsを超えて200fpsまでは、映像が甘くなり偽信号も出やすくなります。衣装に盛大なモアレが出る場合もあります。
200fpsを超えると、画質の劣化に加えて画角も狭くなります。
各フレームレートの画質を比較するうえで、気をつけなくてはならない点があります。
まずひとつめは、HDMI外部モニターを接続してVFRのフレーム数を変更しながら画質を確認する場合は、SDカードに記録中の映像で判断する必要があることです。録画停止中は、画質の劣化がわかりません。
次に、VFRでフレームレートを高くしてゆくと、ビットレートが相対的に低くなることにより、圧縮ノイズが増加することです。FHD30pで収録する場合の映像ビットレートは100Mbpsですが、VFRで120fps収録すると、映像のビットレートは35Mbpsになります。これは、実際にSDカードに収録した映像で確認する必要があります。 |
by camerakun ¦ 20:30, Wednesday, Jul 04, 2018 ¦ 固定リンク
Vol. 19 Panasonic GH5S ISO設定のポイント |
Panasonic GH5Sは、比較的高感度で撮影をしてもノイズが目立ちにくく、綺麗な映像を撮ることができる素晴らしいカメラですが、感度設定には少しだけ注意が必要です。
まず、Dual Native ISOを搭載しているので、「低感度」・「高感度」の2つの選択肢があります(自動切換も可能)。「低感度」側で感度を上げてゆくよりも、「高感度」側を使用してさらに高い感度を選んだ方が、ノイズが少ない映像になる場合があります。
次に、一般的にはISO感度を高く設定するとノイズが増えるものですが、GH5Sの感度設定を「高感度」側に設定した場合、ISOの値とノイズの量が比例しなくなります。例えば、ISO1250で撮影するよりも、ISO1600で撮影した方がノイズが少なくなります。「低感度」側の場合は、ISOの値に比例してノイズが増えます。
そして、カメラによっては、ベース感度よりも低い感度で撮影するとダイナミックレンジが狭くなることがありますが、GH5Sの場合は低感度側の拡張ISOを使用しない限り、良くも悪くもダイナミックレンジは変化しないそうです。
例えばV-Logで収録する場合、ベース感度のISO800ではなくISO320を選択しても、ダイナミックレンジは狭くならず、ノイズが少ない映像が得られます。
ISO320で約12stopのダイナミックレンジが得られるのならば、ISO800では13stop以上のダイナミックレンジになりそうなものですが、何らかの理由でV-Log Lの仕様に合わせてクリップさせているのかもしれません(あくまで推測です)。
そのような諸々を、技術のページにアップしております。
http://www.camerakun.info/tec_gh5s_02.html
(ISO感度設定については、ページ後半に記載しています。) |
by cameraman ¦ 20:00, Wednesday, Jul 04, 2018 ¦ 固定リンク
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