← |
2015年4月 |
→ |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
|
|
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
|
|
|
2015年 4月8日
Vol. 8 LUMIX GH4 輝度設定0-255動画の謎 |
GH4の内部SDカード記録時、カラーグレーディングを前提として8bitの階調を最大限生かして収録する方法として、輝度レンジを0-255にする方法が考えられます。輝度レンジ16-235での収録と比較し、約16%階調特性が向上するはずです(ただし画質の向上は微々たるもので、気休め程度です)。
編集環境が輝度レンジ0-255の動画を正しく扱えることが条件ですが、手元の編集ソフトで試してみると、GH4の輝度レンジ0-255で収録した素材は16-235で収録したものとほぼ同じレンジに”圧縮”されて見えます。この圧縮がグレーディングを行う上で劣化(※1)を伴わないものであれば問題ではないのですが、ディザのようなものが加えれているようにも見えるため、もともとの階調特性を向上させるという目的に反して16-235収録の素材よりも劣化してしまう可能性も考えられます。
これまでの検証の結果、0-255で撮影素た動画には「Full Range」の属性が付いていることと、複数の編集ソフトで同様の結果になることを確認しています。編集ソフトの内部処理以前の問題(たとえばQuickTimeのコンポーネントを使用しており、その部分で階調圧縮しているなど)も否定できません。
この現象について、検証やメーカーへの問い合わせで得られた情報を下記ページにまとめていく予定です。
(2015.4.12追記)
まだソフトウェアメーカーからの回答はありませんが、調査を進めるうち「Full Range」属性のつくGH4の「0-255」記録ファイルは、 Canon EOSムービーの記録(8bit YCB,CR フルレンジ)等と同様に編集ソフト上で輝度0%〜100%として扱われていると考えられることがわかりました。「謎」ではなくなりましたので、GH4の輝度レベル設定に関する簡単な実験とまとめのページを作成しました。併せて、デジタルビデオ編集では避けて通れないスーパーホワイト(輝度100%〜109%)の扱いに関するページも作成しました。
LUMIX GH4 使用記 〜輝度レベルの選択〜 「16-235」が無難です
ビデオ信号の「スーパーホワイト」 〜輝度100%以上の取り扱い〜
以下の内容は上記ページ内に盛り込まれましたので、削除いたします。
今日現在ソフトウェアメーカーからの回答待ちですが、現状で一番お勧めできる輝度レンジ設定は「16-235」です。16-235記録では、ビデオレベル0%〜100%の範囲に全ての情報が収まっているため、難しいことを考えなくても高輝度部分がクリップする心配がありません。
「16-255」は多くのビデオカメラと同様高輝度部分が約109%まで達します。編集環境や使用するプラグイン、コンポジットソフトの仕様や設定に気を使わないと100%以上の部分がクリップしてしまい、例えば空に浮かぶ雲のディテールが消えてのっぺり真っ白になるような現象が起き得ます。
LUMIX GH4 輝度設定0-255動画の謎(作成中) |
by camerakun ¦ 12:45, Wednesday, Apr 08, 2015 ¦ 固定リンク
|
|