動画コーデックの選択

フレーム内圧縮とフレーム間圧縮

2014.9.21作成 2014.10.6修正

実験3 動きが少なく、複雑な映像

次は木々の雑感です。草木の葉など、複雑な要素が入ってます。

画像4-1 草木の葉が画面の多くを占める、複雑な映像

画面左上のグラフィック部分が含まれるように一部をトリミングし、ニアレストネイバー法で200%に拡大して各コーデックの画像を縦に並べました。一番上はマスター素材です。

画像4-2 各コーデックによる、圧縮・伸張結果(PNG形式)

この程度の複雑さになると、ProRes 422 HQにもモスキートノイズが視認できるようになります。ProRes 422は全体的にざわざわとしたモスキートノイズが気になってきます。ProRes 422 LTは更に劣化が目立ちます。HDCAMもProRes 422と同程度の細かい部分のざわつきが出てきますが、若干傾向が異なります。視覚的にはHDCAMの方がノイズの粒状が細かく、結果的に精細感があるように見え、ProRes 422よりも良好な品質が保たれているように感じます。

XDCAM系のコーデックは、動きが少ないこともあり健闘しています。画面右上の白い建物は、HDCAMやProRes 422よりもXDCAM HD 422の方がブロック歪みの出方は穏やかです。

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